越谷の山本歯科TOP >セラミックについて >印象採得(歯の型どり)

各個トレー

 ジルコニアセラミックスの形成を行う前に、私は前準備として各個トレーを作製します。各個トレーとは患者様の模型から、その人にあったトレーを作製した物を言います。左の写真は2個とも各個トレーです。右側のトレーの下には患者様の模型があります。このようにいつも2個形成前に用意しておきます。

形成と印象

支台歯形成(前歯)  ジルコニアセラミックの形成に関しては以前書いた「セラミックの形成」を基本に形成します。形成した後歯の型を取ります。それを印象採得と言います。左の写真はある患者さんの印象採得したものです。使っている印象材はアクアジルウルトラでこれは親水性シリコーン印象材です。硬化時間は5分間、この時間は患者様にとっては苦痛の時間かもしれませんが、被せ物の精度は形成とこの印象が大切であり、被せ物の精度を左右しますので我慢してもらっております。
 印象は上で書いた各個トレーを使い、2個際得します。理由は後で述べますが、山本歯科医院のこだわりの一つです。

各個トレーの運命

 ジルコニアフレームを作製する場合、印象に超硬石膏という物を流し込むと方は完成します。左の写真は超硬石膏を流した状態です。超硬石膏は石膏の中では一番強度がある石膏であり、私のセルコンシステムはこの茶色の超硬石膏は自然に読み取れるように設計されています。余談ですが、超硬石膏には白と茶色があるのですが、メーカーの方の説明だと茶色が良いようです。

 各個トレーを作らなければならない理由はここにあります。ジルコニアに限らずセラミックの形成量は金属冠に比べやはり多いです。そのため形成された歯は細くなります。そして精密な印象は再現性は良いのですが、外すときとても困難です。その際短気を起こして無理してとると歯が折れてしまいます。そのため各個トレーを犠牲にして無事模型をとれ出すのが目的です。

 模型が大切なので各個トレーはここでバラバラになります。
 今度は印象材の部分ですが、この印象材はアンダーカットといってえぐれているような所にも入り込みます。その為、大事な所は印象材を技工用のエバンス(彫刻刀のようなナイフの事です)で切り取って行きます。こうすることにより危険を冒さずに模型を無事取り出すことが出来ます。

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