光学印象採得(こうがくいんしょうさいとく)
セレック製作について触れていきたいと思います。実際のセレックは患者様の口腔内で直接光学印象採得が出来ますが、模型で説明させていただきます。まず、セレックの光学印象採得は,患者様の歯を(ここでは模型を)CAD/CAM技術使ってコンピューター支援で歯の情報を読み取ることです。左の写真は通常の方法で印象採得を行い、石膏という物で型を作ります。セレックはこの模型を作るという過程が不要になります。
今回説明に使う模型は左上2番の前歯です。左の写真の矢印の所の歯です。①は全体図、②は型を作るところの拡大図です。セレックの光学印象採得では②の部分を光学印象採得していきます。実際は乾燥させたり、パウダリングしたりしますが、説明は省略します。
左の写真はまさに光学カメラをあてて印象採得する所です。ピント合わせは必要ないのですが、位置、角度の微調節が必要です。被せ物をする部分の写真は、当然のようですが削った面が全て見えるように写すのが条件です。手ブレをしたら取り直せば済みます。しかし、撮影した角度が悪いと、セレックの方が×印を出してきます。その時はOKが出るまで取り直します。