設計、デザイン
光学印象採得を行うと、左の写真の①図のように3D画像として映し出されます。それをコンピューター上で隣在歯のカットを行います(②は隣在歯のカットを行ったところです)。
③の画面はマージンの設定を行っているところです。マージンとは、歯を削った時の境目に当たる部分の事を言います。青い線がマージンで、この線まで被せ物、ここではセラミックの被せ物でおおいます。青色のマージン部分をコンピューター上で確認、調整していきます。この時③図のように上からの画像だけでは分かりにくいので、色々と角度を変えて確認します。もしずれていても、コンピューター上ですぐにそしてとても簡単に修正できます。
上の写真は、色々と角度を変えて見ている写真です。真ん中の⑤は上から見た画像です。②は唇側(Labial)から見た写真、⑧は舌側(Lingual)から見た写真、④は遠心(Distal)から見た写真、⑥は近心(Mesial)から見た写真、①、③は斜め方向から見た写真、⑦の写真のように下から見る事も出来ます。全ての写真で⑨の写真のように隣在歯(隣の歯)を表示することも出来ます。
上の写真は実際にマージン設定を終了したときの物です。今度は被せ物の形を作っていきます。セレックはCAD/CAM技術を応用した物ですから、コンピューター支援で設計していきます。セレックには歯牙データーベースと言う便利な物があり、このデーターベースは下の図のように設計する歯牙の参考見本のようなものがあり。治すべき歯に似ている物をこの中から選びます。選択すると、似たような形でしかも歯の大きさや長さや隣在歯との関係を考慮してセレックが設計してくれます。
上の図はセレックが設計してくれた直後の写真です。①、②、③はそれぞれ上から、唇側側から、舌側側から見た写真です。④、⑤はそれぞれ遠心側、近心側から見た写真です。そして⑥、⑦はコンタクトの部分の強さや接触する度合いを表示させた物です。コンタクトの部分は隣との接する部分のことで、接する強さや接触させる面積や形をセレックは表示してくれます。